サイト理念について記載するページです。
本サイトでは、知的障害特別支援教育は、障害のある人(特に障害特性を強くもつ神経発達症圏の人)の文化・世界のその全てを、日本の文化・世界に無理矢理100%重ね合わせるものではなく、
「先天的な脳の機能障害を原因とする障害特性自体は、無くなるものではない」
という基礎的な理解の下に、障害のある人の文化・世界と日本の文化・世界の双方を尊重しつつ、お互いの「○○すべき!○○であるべき!」思考に抗い、「重なり合う世界」で、共存していくことができるベストパイを探していくということを目指していくというスタンスを、タイトルに込めました。
認知発達の敏感期である低年齢段階で、なぜか混同されてしまうことの多い幼児教育・保育由来の指導理論/方略と、ASD/ADHD/LDや知的障害圏の指導・支援理論/方略ですが、この二つを混同してしまうと、「障害特性に応じた指導・支援」はないがしろになってしまいます。(発達理論等は参考となりますが、その中でも指導方略に寄る部分はそのままは参考にできないことが多いです。)
@幼児教育・保育由来の指導理論・方略と
AASD/ADHD/LDや知的障害圏の特性に応じた指導・支援理論・方略
とが、重なる部分はごく一部である(右図:それぞれの有効な理論・方略は別物であるということ。但し、特別支援教育の指導・支援理論/方略を幼児教育・保育が取り入れるという意味では有効な場合があると思いますが)という基礎的な理解の上に教材の作成を行っています。
@発達障害(神経発達症)圏の説明図はこちら(画像リンク)
AADHDの併発についての説明図はこちら(画像リンク)
出典:モリサワHP(画像リンク先)より
Windows10、2018.8 up dateより提供が始まったフォント「UDデジタル教科書体」を使って、本サイト内の以降の教材の製作を始めました(Office2013正規ライセンス内で作成したもののみを提供)。
読みやすさの科学的根拠(エビデンス)については、同社のカタログ(⇒リンク)に記載されています。本サイトでは特別支援教育への「UDデジタル教科書体」の一層の普及を願い、TOPページにて紹介をします。
プラスチック段ボールを使った折りたたみ可能・軽量・コンパクト・廉価なパーティションです。以下作成方法です。
@ 幅を測ります。パーティションで区切りたい長さのおおよそ1.4倍の幅のプラスチック段ボールが必要です。ホームセンターで180×90で800円ほどで購入できます。また、プラスチック段ボールと同系色のガムテープも購入します。(丈が140cmなので×貼り合わせの数で長さを計算します。)
A 180cm丈のプラスチック段ボールを140cm程にカットする(丈は任意ですが、一般的な大人の女性がパーティションの向こうを見渡すためには、これ以上高いと不適です。
B カッターで幅を3等分(30cm幅)ないしは2等分(45cm)幅します。
C 貼り合わせますが、ガムテープを貼り付けた面が「谷折り」になります(※両面をガムテープ固定すると屏風状になりません)。なので、折り目毎に裏表交互のガムテープ貼りになります。
サイト内教材はすべてダウンロード無料、非営利目的教育サイトへのリンクフリーです。
学習と実生活とを往来しながら、生きて働く力を育むことをめざして
「単なるプリント学習」による「タダの知識」の獲得ではなく、社会の中で生きて働く知識・技能につながっていくような学習プリントづくりを心がけています。学習の中での「そういうことか!」という手応えや、「ありがとう!」などと伝えてもらう中で得られる価値付けが、子どもの将来の主体的な学びを続けていく姿、主体的に未来を切り拓いていく力につながっていくことを心から願っています。
このプリントサイトを利用してくださる先生方、お母さん方に向けては、特別支援のサテライト化を目指しています。「あの先生はやる気があって、遠くの勉強会まで出かけていて、著名な先生ともお知り合い」。「あのお母さんは熱心で、有名な療育機関にはるばる通っている」。それは確かにスゴいことなんだけれど、でも、今の私にはそれはできない。でもでも、一歩でも二歩でも、家にいながらも、学校にいながらも、今できる範囲で前に進んでいきたい…という先生方や保護者の皆様方と一緒に歩むつもりで各教材を作成しています。つまり、誤解を恐れずに言えば「△ねらい」をモットーとしています(一介の教員の教材なので△しか出せないッスよ)。まずは一緒に「まぁ、まぁまぁかな。△は出せたかな。」を目指していきましょ。そして、いつか一歩を踏み出せるようになった後に「昔、よく使ってたよ、あのサイト」となってくれるのであれば、それは僕にとっての何よりの幸せです。
2019.盛夏 by桑ぴょん
基本的にPDFで作成してありますのでiPad等のタブレットでも学習ができますし、AirPrintでiPadやiPhone、Androidスマホ等からもダイレクト印刷ができます。
※取り組みには目標達成までのスケジュールや「事前の作戦」によって「失敗を予防をしながら、自尊心をしたたかに育てていく」こと、「記録」をつけて何ができて、何ができないのかを毎回把握することが大切です。
@ 目標達成までのスケジュールシート
A 事前の作戦シート
B ⇒記録用紙のダウンロードはこちら ⇒記録用紙記入例はこちら
C 日々の指導記録表